フィルムの頃は、現像操作や廃液処理に手間が掛かるので、X線テレビを少し改造し、ビデオプリンターで撮像していました。しかし画像は小さいし、解像度も良くありませんでした。NAOMI購入後は、一般撮影と、透視台にも金具をつけ、スポット像もNAOMIで撮影できるようにしました。
数年前から、他社製品を含め様々なデジタルX線センサーを見比べましたが、NAOMIを選んで正解でした。照射後1分以内に鮮明な画像がディスプレイ上に現れ、データの編集も可能です。以前のフィルムを探す手間も省けるし、患者さんに説明する際、画面の拡大、移動、コントラストの調整等できるので、病変を正しく理解していただけて、有益であると思います。また、X線発生装置も以前と同じものを使用しています。センサー本体を置くだけで、院内を改造する必要もなかったので、当院のような3世代にわたる古い医院でも、長年使ったX線発生装置で簡単にデジタル化を実現できました。
スタッフは「今までのフィルム撮影はもうできません」と口を揃えて言います(笑)。暗室でのフィルム装着の作業やカセッテ交換など、現像にかかる手間が一切なくなりました。健康診断の際などは連続して撮影ができますし、また撮影を終えた後、診断をはじめるまで患者さんにお待ちいただくことがなくなりました。
もし撮影条件が適切でなかった場合でも、後から「明るさ・コントラストの調整」「ガンマ補正」の機能を使って調整すれば、満足な画像を得ることができます。さらに「シャープネス調整」機能を使えば、肺動脈の走行を細かく知ることもできます。撮影した画像は後で拡大することができるので、フィルム撮影よりも診断精度は高いと言えます。診療時間外に急な撮影が必要になっても、自現機を温める時間的ロスがなく、即座に結果を得られるのがいいですね。
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